2002年2月14日(木)
パシフィックセンチュリープレイス丸の内
東京駅隣接の新しいビルがオープンしました。97年に坪5900万円で国鉄用地の払い下げを受けた香港資本所有の延べ面積8万㎡の32階建てビルです。
透明感あるガラス張りビルで、各フロアは足元から天井まで総ガラス張り。上の階のガラスと下の階のガラスの間の部分(「スパンドレル」と言うそうです)、つまりこのビルでは上の階の床と下の階の天井との間の部分をもガラス張りにし照明をめぐらしています。夜には建物全体が光の塊のように美しく浮き上がり、際立って目立つビルになりました。
日経アーキテクチュア2001.12.24号に発注者側のコメントがあります。「賃料は最終的に坪4万5000円に設定した。スパンドレルを光にした追加工事に3~4億円かかりこれがテナントへのメリットになるか疑問だし、また米国人はガラスに高級感を持たずに石張り好むので、そこを狙うなら違うやり方もあったと思う。ただこれはオーナーの理屈を超えた情熱によるところが多い。」
アパートでもお仕着せのものと、工夫されたものとで収益に大きな開きが生じる時代です。土地さえあればだれでも不動産経営ができるという時代は終わりに近いとbird発行人は思っています。オーナーの経営能力とか情熱が問われます。


