2003年9月18日(木)
一等地のお寺の建替えは定期借地権
東京都港区南青山、一等地のお寺「梅窓院」の建替え完了です。著名な建築家の隅研吾氏設計による近代的な建物に生まれ変わりました。
以前より本堂の建替えをしたかったのだが資金不足だったとか。1600件の檀家の大半は給与所得者なので、寄付の負担はかけたくなかったそうです。
まず検討したのは信託銀行に名義変更しての信託だったようですが、浄土宗の決まりにより名義変更ができません。そこで定期借地権。
全体敷地の4割約2100㎡に52年間の定期借地権で情報サービスのCSKに貸地しました。CSKは12階建てのオフィスビルを建築です。保証金は42億円(計算すると坪660万円)で52年後に返還です。
まず隣接地を取得して小さなビルを建て、建替え中の仮本堂としました。なおそのビルは現在は賃貸オフィスとなっています。そして梅窓院は本堂の建替えを進め、また14階建ての賃貸マンションをも建築しました。地代と家賃などの安定収入で52年間にわたって42億円を積み立てるそうです。
(日経アーキテクチュア 2003.9.15号)


